生活習慣病の一つ「糖尿病」とは?血糖値が高くなる怖さとは

こんにちは^^
Total Beauty Lab Tokyoトレーナー、そして理学療法士の福原です!

本日は、生活習慣病の代表格「糖尿病」についてお話ししていけたらと思います!

はじめに糖尿病には、

①生まれながらにインスリン分泌能が正常に働かない「1型糖尿病」
②日々の生活習慣が誘引となる「二型糖尿病」
の2つがあります。

今回は生活習慣病の一つとしてPickupしていくので2型糖尿病についてお話ししていきます!

糖尿病とは?

糖尿病とは、
「食事等で上がってしまった血糖値を正常範囲内に戻すことが難しくなってしまう病気」です。

人体には、膵臓で作られる「インスリン」というホルモンがあります。
正常では血糖値が上昇すると、このインスリンが血管内に増えた糖を細胞内に取り込ませるのです。

糖尿病では、インスリンが出にくくなるor 効きにくなることで持続的な「高血糖状態」となってしまいます。

【高血糖の怖さ】

「高血糖状態になってしまうと何が怖いの?」
「たくさん食べて高血糖になってもインスリンが出るから元に戻るんでしょ?」

と思われる方も多いかと思います。

実は高血糖状態の体への害はかなり甚大なものなんです…。
高血糖状態の怖さは大きく2つあります。

① 「糖毒性」による糖尿病発病のリスク
② 高血糖状態による血管内皮細胞へのダメージ
です。

①「糖毒性」による糖尿病発病のリスク

「糖毒性」とは
高くなってしまった血糖そのものが、インスリンの分泌不良を招いたり、インスリンの効き目自体を悪くさせてしまうことです。

膵臓はとてもデリケートな臓器です。
高血糖が続くと、まず血糖が上昇した時のインスリンの分泌が悪くなってしまいます。
次に、インスリンを作る力が弱くなり、最後にはインスリンを作る膵臓のβ細胞が壊れて減ってしまいます。

初期の頃は、血糖を正常化することでインスリンの分泌は回復します。
しかし、β細胞が壊れてしまうと、回復は難しくなります。

また、肝臓や筋肉でもインスリンの効き目を悪くし、血糖が細胞内に取り込まれにくくなります。
その際、膵臓はたくさんのインスリンを分泌しなくてはならず、膵臓の負担となります。

結果として糖尿病の状態となってしまうのです。

②高血糖状態による血管内皮細胞へのダメージ

結論から言うと、高血糖状態は血管の内皮にダメージを与え、
結果として代表的なものとしては「動脈硬化」と言う病態を引き起こします。

動脈硬化により微細血管が細くなり、高血糖により血液もドロドロなので指先や足先と言った末梢部の感覚が鈍くなったり、傷が治りにくくなったりします。
中には末端の傷が治癒せずに感染し、切断という結果になってしまう場合もあるのです…。

 

今からできる予防策!

糖尿病の怖い話をたくさんしていきました!笑
このように具体的に何が怖いのかがわかったところで、大切なのが「現在から予防」していくことです。

案としては、
①食事の見直し
②運動習慣の確立
が挙げられます!

①食事の見直し

血糖値を上げてしまうのは言わずもがな、「糖質」です。
糖質には大きく分けて「単純糖質」「複合糖質」の二種類があります。

「単純糖質」は体内で分解せずに吸収できる糖質。
「複合糖質」は体内で細かく分解してから「単純糖質」にして吸収する糖質です。

「単純糖質」は体内に入ってからすぐに吸収され、急激な血糖値の上昇を引き起こしてしまい、血管にダメージを与えてしまいます…。
お菓子などの甘いものや果物なんかに多く含まれているため、取りすぎには注意しましょう!

②運動習慣の確立

運動には血糖値を下げる効果があります。
特に有酸素運動には
30分の有酸素運動で72時間、糖代謝が亢進すると言うデータもあります。
要は1日30分、軽いジョギングをしてあげることで、おおよそ3日間、血管内の糖がどんどん使われると言うことですね!

生活習慣病は予防できる病気です。
これら食事・運動をうまく組み合わせて糖尿病を予防していきましょう!

関連記事